ワークグループフォルダを使用してカスタムコンテンツを共有する
Vectorworks Design Suiteをインストールしている場合は、ワークグループ環境を作成して、同僚とカスタムコンテンツファイルを共有できます。これらのファイルには、(テンプレート、シンボル、または作業画面など)すべてのユーザーが使用するコンテンツ、あるいはさまざまなプロジェクト専用のコンテンツを含めることができます。共有場所にファイルを配置すると、これらのファイルにアクセスする必要があるユーザーは、共有フォルダを環境設定でワークグループフォルダとして指定することで、コンテンツをVectorworksプログラムで使用できるようになります。コンテンツによっては、特定のフォルダ構造が必要となる場合があります。
以下に、ワークグループフォルダのコンテンツとして考えられる例をいくつか挙げます。
ワークグループコンテンツ |
フォルダ構造 |
デザインレイヤ、クラス、リソースが参照できるマスターファイル |
任意の構造 |
プラグイン |
プラグインフォルダ |
テンプレート |
「Libraries」>「Defaults」>「Templates」フォルダ |
グラデーション、ハッチング、イメージ、ラインタイプ、レコードフォーマット、屋根スタイル、VectorScript、スケッチスタイル、スラブスタイル、シンボル、文字スタイル、タイル、壁スタイル、ワークシート、背景テクスチャ、スタイル、テクスチャを含むリソースライブラリ |
Librariesフォルダ内では、各種のリソースライブラリを、リソースの種類に応じたVectorworksフォルダの場所と同じく、特定の場所に配置する必要があります。カスタムリソースライブラリを作成するを参照してください。 |
スペースオブジェクトのリスト(スペース名、居住者組織、部屋仕上げ) |
「Libraries」>「Defaults」>「Space」フォルダ |
ドア金物ライブラリ |
「Libraries」>「Defaults」>「Door - Hardware」フォルダ |
ワークグループフォルダを作成して指定する
コマンド |
パス |
環境設定 |
ツール>オプション |
共有ワークグループフォルダを作成して指定するには:
ローカルネットワーク上またはDropboxなどクラウドベースのストレージサービス上の共有場所に、メインのワークグループフォルダを作成します。
コマンドを選択してから、ユーザーフォルダペインをクリックします。
追加をクリックし、ワークグループフォルダを参照して選択します。一連のフォルダが自動的にワークグループフォルダに追加されます。
必要に応じてカスタムファイルを作成し、ワークグループフォルダの適切な場所に追加します。
他のユーザーもフォルダをワークグループフォルダとして指定できるよう、通知します。